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50年以上にわたる歴史と伝統を持つこの実験ドームは、音楽学科の学生たちにとって、まさにレジェンドでありサンクチュアリ。音楽・音響デザインコースのDNAはここで受け継がれてきたと言っても過言ではありません。諸先輩の方々により数々の空間音響作品が制作され、また先進的な実験が繰り広げられてきたこの実験ドーム。2022年度、客員教授のエバラ先生の総合デイレクションの元、最新テクノロジーと共に今後50年先を見据えた究極の制作フロントラインの場として生まれ変わりました。まさにSuper New。

世界に類を見ないこの音響システムは、これまでに体験したことのない空間音響を作り出し、きっと音楽と音の新しい可能性を導き出してくれるでしょう。








コロナ禍の行動制限下、2年近く学校にも行くことができず、友達にも会えず、一日中遠隔授業を余儀なくされ、精神的に追い込まれた学生さんもたくさんいらっしゃるでしょう。

辛く悲しい、悔しい思いをした皆さん、ぜひ今日から始まる大学生活でその奪われた時間を全力で取り戻してください。そして素晴らしい大学生活になるよう私も全力で応援します!


私が担当する情報音楽論の中で「戦争と音楽〜マルタ・クビショヴァとヘイジュード」という講義がある。1968年8月のソビエトによるチェコスロバキア侵攻、それはまさしく今のウクライナ・ロシア戦争と全く同じだ。1989年のビロード革命まで暗黒の時代は続くのだが、チェコスロバキアの20年にわたる自由を求めての戦いは一つの歌が支えるのである。このブログを読んだ方にもぜひこの名前を知って欲しい。「マルタ・クビショヴァ」。

彼女が歌詞を変えて歌った「ヘイ・ジュード」は平和・自由を求めたチェコスロバキア国民の魂の曲として歌い継がれた。20年という長きにわたる言論統制と弾圧の時代から、ビロード革命という無血政権移行はマルタと集まった100万人の大合唱の中で行われたのである。たかが音楽、されど音楽。音楽一つで国家体制やイデオロギーさえも揺るがしてしまう。今こそ音楽の力を信じたいと心から思う。Stop the war !Never ブレジネフ・ドクトリン。悲惨な映像が届く度に、こんなことが起こっていいのかと腹がって仕方がない。


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